ステロイドが【悪魔の薬】とか【諸刃の刃】とか
いわれる理由は何でしょう?
それは、ホルモン作用があることが関係しています。
ステロイドは、いうなれば
【人工的に作った副腎皮質ホルモン】 なんだそうです。
ホルモンって、ごく微量の量で体の機能を調節している
いわば【体内調節のエキスパート】であり、
【実働部隊】ですよね?
体温調節から女性の生理のサイクルまで、全てホルモンが
調整して私達の体は成り立っています。
このように、ホルモンとは、元々、効率よく体を調整するのが
得意なんですね。
だから、ステロイドは強烈に効くんです。
その一方で、ステロイドはホルモン作用を持っていますから、
アトピーの治療で期待される抗炎症作用や抗免疫作用の
他に、副腎皮質ホルモンが本来持っている他の働きも同時に
起こしてしまいます。
また、ステロイドホルモンの受容体(ステロイドホルモンが
作用できる受け口)が、他のホルモンに比べて体中に
広がっていることから、体中のどこでも効く半面、どこででも
副作用が出る可能性が出てきます。
さらに、外からステロイドが入ってくることで、過剰生産を
抑える意味で、体内の副腎皮質ホルモンが作られなくなってきます。
これが、ステロイドの副作用と、脱ステロイドのときのリバウンドを
引き起こす【からくり】です。
もちろん、副作用は内服の方が強くなります。
アトピーは外用薬(塗り薬)ですから、内服薬よりは
副作用の心配は少ないといえます。
よく効くけれど、使い方を間違えば強い副作用が出る。
【悪魔の薬】であり、【諸刃の刃】。
使用時に医師のコントロールが必要といわれる理由は
ここにあるようです。